最後までどこか晴れやかなニュースを聞くことはなかった令和5年の夏の終わり。ひとりのシンガーのデビューシングルがひっそりと、しかし、明白な意思を持ってリリースされた。
愛媛県出身の21歳、鬱屈とともに現代を生きぬく人々とこの世の憂いを謳(うた)うシンガー「憂現歌(ゆうか)」の1st Singleとなる「スクランブル交差点」は、けだるさと倍音をふんだんに染み込ませた彼女のヴォーカル。一度聴いたら忘れられない印象的なサビを持ち、美しいアコースティックギターに彩られた楽曲である。
この楽曲の主人公と思しきテーマとなる「夢を持ち、東京に上京しつつも現実に苛まれ、それでも懸命に生きようとする若者」の他、この世に「憂い」とともに生き、今と戦い続けている人々の心にスッと寄り添ってくれるような楽曲であることは間違いない。
情報量はまだ少ないが、今後どのような楽曲がリリースされていくのか。
一ファンとして見守りたい。
彼女のオフィシャルのX(旧Twitter)ではライヴ・インフォメーションはまだ発表されていないが、今後の活動に期待したいところだ。
各種配信サイトへのリンクは以下
SNS LINK [X(旧twitter)]
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